16歳のまろんは、桃栗学園の新体操部に所属する一見フツーの女の子。だが、実はジャンヌ・ダルクの生まれ変わりとして、神の力を受け継ぎ、魔王が美しい絵画に潜ませた悪魔を回収している怪盗ジャンヌなのだ。 　準天使のフィン(他の人には見えない)は、まろんに変身する力を与え、正天使になるために、この任務をこなしていた。はるか昔から世界を手に入れようとしていた魔王は神の力を衰弱させる方法を見つけたのだ。それは、美しい絵に悪魔を潜ませ、それを観る人間の心を蝕んでいくという方法だった。人間の“美しい心”こそが神の命の源だったからだ。 　そこで、彼女たちは悪魔が潜んでいる絵画を発見すると、「あなたの絵の美しさをいただきます」と予告状を出し、警察や刑事の娘・都(まろんの幼馴染)の厳重な警備をかいくぐり、絵画の中の悪魔を封印・回収していたのだ。 　そんなある日、まろんと都の住むマンションに美少年・稚空(ちあき)が引越してきた。ナンパな稚空の態度が気に入らないまろんだが、彼こそは謎の怪盗・シンドバッドだったのだ。シンドバッドはジャンヌの行く先々に現れ、どちらが悪魔を回収するか挑戦してくるのだった！ 　謎の怪盗・シンドバッドや都を相手にジャンヌの痛快「怪盗・ラブ・アクション」が今ここに始まる！